Story
異動が決まった日、プロジェクトのメンバーが、全員の顔と私の顔を並べた似顔絵を贈ってくれました。今も部屋に飾ってあります。
もらった日は、ただ嬉しかった。でも本当に効いてきたのは、そのあとです。うまくいかない日に、あの顔ぶれを見ると「この人たちがいる」と思える。「やらないとな」と立てる。もらって何年も経った今のほうが、あの絵に助けられています。
贈り物は、渡した瞬間で終わらない。受け取った人の中に残って、その人を支え続けることがある。私はそれを、受け取る側として知りました。
でも、あのメンバーは「長く効かせよう」と思って贈ったわけではないはずです。長く残るかどうかまで、贈る人が背負う必要はない。あなたは、あの人に贈りたい。それだけでいい。残る形にするところは、私たちが引き受けます。
その日かぎりで消える感動なら、他にいくらでもあります。私が作りたいのは、特別な準備がなくても渡せて、受け取った人が何度でも思い出せる、長く効く贈り物です。
— YOSEGAO 運営者